持久走のコツを押さえる
しっかりコツを押さえておくことによって、余計な遠回りをしないで順調に能力を高めることができます。トレーニングをしても、不適切な方法ではなかなか速くはなりません。
持久走の場合、精神論で語られてしまうことがあります。体育の授業や陸上でのコーチがこのタイプだと苦労します。実際には、スポーツ科学によって様々なコツがあるのは解明されていますので、そうした研究を基にして作られたトレーニングメニューを行うのと、頑張って走れば能力が伸びるという趣旨で練習するのでは効果がまったく違います。
有能な指導者にめぐり合えるかどうかは運次第ですし、そこまで本格的にトレーニングを行う方ばかりではありませんので、自分で意識できるコツについて理解しておくことが必要です。
走るということは、泳ぐこととは違ってフォームが悪くてもできるため、修正する機会もなく、ただ持久力がないために結果が出ないと思い込んでいるだけのこともあります。コツを押さえることで、急に泳ぎがうまくなることがあるように、走ることについても同様のきっかけを得ることによって劇的に変わることがあります。
要領のよい人の場合、自然にコツを押さえる癖が付いています。運動神経が良い人の場合には、このような蛍光があります。反対に、持久走が苦手な人の中には、身体能力が低いだけではなく、走り方が下手なために消耗が激しくなっていることがあります。この場合には、ちょっとフォームを改善するだけで、体が軽く感じられることもあります。
長距離を走る場合には、少しだけエネルギー効率を高めるだけで、積み重ねによって大きな差が生じることになります。実際、体育の授業のように特別なトレーニングをしていない人が集まっている場合には、改善の余地があることが多くなります。そうなってくると、体力を付けるよりも、走り方を変えた方が手早くスピードを上げることができるでしょう。