持久走のトレーニング方法
とにかく走りこめばよいというようなトレーニングの方法では、十分な結果を得ることができません。ひどい場合には、怪我をする原因になる危険性もありますので注意が必要です。
これまでに十分な陸上競技のトレーニングを行っていない場合、まずはフォームを身に付けることが必要です。持久走のための呼吸法や正しい走り方を習得することによって、体力を合理的に使うことができます。
間違ったフォームで練習を続ける場合、走り方によっては体の一部に負担が偏ってしまうことになりかねません。たとえば、膝や足首の負傷につながってしまうことがあります。こうなってくると、体を鍛えているのか、痛めつけているだけなのか分からなくなってしまいます。
持久走のトレーニングは距離をかせげば合格というわけではありません。質の低い練習を繰り返しているのでは、効果が伴わないのは当然のことです。難解な理論を身に付ける必要はありませんが、呼吸法やフォームといった基本的なコツを押さえることが必要です。
トレーニングの第一歩としては、計画です。とは言っても、長期的な戦略が必要なわけではありません。まずはフォームを意識しながら走り出してみましょう。呼吸法も含め、最初はイメージを作りながら自分の走り方をチェックしていき、それが自然にできるようになるまで繰り返します。
こうした練習を繰り返すことによって、フォームの改善が行われるだけではなく、体力も付いていくことになります。
筋力トレーニングは必要か
長距離走であっても、筋肉が不要なわけではありません。持久力だけを高めればよいわけではありません。そのため、よりレベルを高めたいと思っている時には、筋力も鍛えたほうがよいでしょう。このことは、怪我の防止にもつながります。
ただし、必要性がそれほど高いわけではありません。まずは筋力トレーニングよりも走る練習を優先したほうがよいでしょう。